ご葬儀お役立ちコラム

忌中のはじまり

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近親者がお亡くなりになった際に見聞きする言葉で「忌中」という言葉があります。

お葬式のイメージと一緒に思い出す方も多いかと思うますので、その言葉の発祥が仏教だと思われがちなのですが、実は日本古来の神道(神社)の考え方が発祥なんです。

神道では、「死は穢れたもの」という考えがあります。昔は現代の様な医療技術もありませんでしたので、特に人々が恐れたのは伝染病でした。当時は伝染病という概念はなかったかもしれませんが、原因不明の病で亡くなる事を非常に警戒していました。その為、近親者が亡くなると、病原体を他人に移さない様な配慮が取られました。これが忌中の始まりです。

神道において忌中は父母が亡くなった際50日間、祖父母の場合は30日など、故人との間柄によって期間が違いますが、特に古来から人々の集う重要な場所であった神社に参拝する事等を禁じていました。

今でこそ神社に頻繁に行くという意識はだいぶん薄れてしまっているので、どうして神社がそんなに重要なの?と思うかもしれませんが、昔の日本において神社は社会の中心的存在でした。
初詣、お宮参り、受験等の合格祈願、車の交通安全祈願、縁日のお祭り等、改めて思い返すと現代でも意外に神社に行く機会はあるんです。

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