ご葬儀お役立ちコラム

家族葬でのトラブル3選

最近の葬儀のトレンドは「家族葬」です。

 

以前から葬儀の小規模化の流れはありましたが、コロナ禍の影響でその傾向が進みました。

2020年中に、弊社 あんしん葬祭にご依頼頂いたご葬儀の約9割が家族葬でした。

限られた少人数の身内のみでのご葬儀は、感染予防の意味でも理にかなっています。

 

そもそも家族葬という言葉は、少人数のご葬儀をイメージしやすいように葬儀業界が作った言葉です。

そのため家族葬はこうでなければならないという決まりはありませんが、一般的に言われている家族葬の定義は、

 

「近しい親族のみで、どなたが参列されるのかが事前に分かっている小規模なご葬儀」

 

となっています。

 

そんな家族葬において、失敗した葬儀となる3つの事例をご紹介します。

 

 

1、  想定していなかった人数の方が来る

 

もともと故人である父の希望であった、家族のみで小規模な葬儀を予定していた。

喪主である長男は、会社へ忌引きで休みを取る連絡する際に、今回は家族葬ということは伝えていたので、意向は伝わっているだろうと思っていた。

しかし、一般の参列をお断りする旨は伝えておらず、当日長男の会社関係の多くの方が参列に訪れたため、受付は大混雑、返礼品も足りなくなるなどで慌ててしまい、接客に気を取られてゆっくりとお別れをする事ができなかった。

 

 

2、  葬儀代金が高くついた

 

家族葬は小規模な葬儀なので安いというイメージを持っていた。

一般葬と家族葬の見積もりを比べて見ると、確かに家族葬の方が見積もり金額が安くなっていたので、家族葬を選択した。

葬儀後、改めて一般葬と家族葬の見積もりを比べてみると、金額の差は返礼品や食事の数だけで、棺やお骨壷など、葬儀に必要な基本的なものは一般のご葬儀と同じだった。

家族葬で少人数の葬儀を執り行うよりも、むしろ一般葬で多くの方にご参列いただいた方がいただく香典の金額も多くなり、最終的な葬儀の負担金額は少なくなったのではないか。

 

 

3、 親戚からのクレーム

 

家族葬だからと思って、故人が亡くなったことを知らせずに葬儀を済ませた。

後日個人が亡くなっていた事を知った親族や親しかった知人から「葬儀に参列したかったのになぜ私には連絡してくれなかったのか?」などとクレームを言われてしまった。

 

 

このような事にならない様に、葬儀について事前に相談、検討しておく事をお勧め致します。

 

 

 

 

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