ご葬儀お役立ちコラム

心の込もったお葬式にしたい

心の込もったお葬式ってどんなお葬式なのでしょう?



お葬式って、いつも同じ感じで代わり映えがしない。
そんなご意見をいただく事があります。



しかし、心を込めて何かしたいと思っても、お葬式という場で特別なことをするのは不謹慎なのではないか?



そう考える方も多いかも知れません。



それでは、
お葬式とはそもそもどういったものなのでしょうか?



お葬式の案内に、「葬儀・告別式」という表記を見た事がありませんか?



世の中、なんとなく分かる気もするけれど、やっぱりよく分からない事って結構ありますが、
その中の一つが、「葬儀・告別式」ではないでしょうか?



一般的には、



「葬儀」と「告別式」をひっくるめて、「お葬式」と呼びます。



ひっくるめてという事は、本来別々のものなのか?




そうなんです、

「葬儀」と「告別式」は本来別の意味合いのものなのです。

 

実は、お葬式という一連の祭事が、

「葬儀」というパートと、「告別式」というパートに分かれているのです。


「葬儀」とは「葬送義礼」の事なのですが、これはお坊さんや神父さん等が執り行う、宗教的な儀式の事を指します。

 

これに対して「告別式」は、故人と故人に縁のあった方々とのお別れ会です。

昨今のお葬式の流れですと、


「葬送儀礼」

・ご住職入場 →   読経 →   御焼香 →   ご住職退場

「告別式」

・喪主挨拶

・棺へのお花入れ


という分け方になります。

お葬式の内容としては、ほとんどの時間が「葬送儀礼」という事になりますね。

 

では、心の込もったお葬式にするにはどうしたら良いのでしょうか?




それは、

告別式の時間に、故人に対してやってあげたい事を、悔いの残らないくらいにやり尽くす事です。


若干不謹慎かもしれませんが、お葬式を結婚式に置き換えた話をしましょう。


結婚式は「挙式」と「披露宴」に分ける事ができます。



これをお葬式と置き換えると、

 

     葬送儀礼=挙式

     告別式=披露宴



という位置付けになります。

 

結婚式であれば、挙式においては、

 
・チャペルにおいてバージンロードを歩く父娘

・指輪の交換

・神前式での三三九度

 

など印象的なシーンがあります。

 

しかし、「心が込もっていた」という印象に残る結婚式というのはやはり披露宴の内容である場合が多いのではないでしょうか。

 

・手作りのお礼状

・新婦のお色直し

・友人のスピーチ

・会社の同僚による余興

・サプライズ映像

・ケーキ入刀

・ブーケトス

・新婦から両親への手紙

 

などなど。

 

挙式は神聖な場ですので、どちらかというと決まった形式に沿って進行して行きます。

 

それに対して、披露宴は文字通り「宴」です。

披露宴こそ、新郎新婦や参列者が時間をかけて作り上げるオリジナリティー溢れる場となります。

 

後々の結婚式の思い出話をする際にも、その話題の内容は披露宴に関する事である場合が多いではないでしょうか?

 

お葬式は元来喜ばしいイベントではありませんが、告別式をどういうものにするかによって、後々に「心が込もったお葬式」だったと思えるかどうかが変わります。

 

お葬式の告別式においては、殆どの方が何か特別な事をするのは不謹慎と思っていますが、そんな事はありません。

 

・故人の好きだった歌をみんなで歌ったり

・参列者一人一人が故人への最後の言葉を送ったり

・故人への最後の贈り物をしたり

 

意外に思われるかもしれませんが、思っている以上に色々な事が可能です。

 

さすがに、ご住職が読経している時間など、葬送儀礼の場で何か特別な事をするのはご住職に対して失礼にあたりますので無理ですが、葬送儀礼が済んだ後であれば、ご住職に対しても失礼には当たりません。

 

故人やご遺族、参列されている方々への礼節を欠かなければ、これをしてはいけないというルール特段ありません。

 

心の込もった葬儀にするには、

故人に対して、最後にしてあげたい事をやり尽くすという事です。

 

小山聖苑などの公営斎場の場合、使用可能時間も約1時間と限られていますので、出来ることに限りは出てきます。

 

弊社、小山あんしん葬祭の様に、自社ホールをもっている葬儀社であれば様々なご希望への対応が可能です。

 

 

「心が込もったお葬式」について一度考えてみませんか?

 

 

小山市ので家族葬・ご葬儀の事なら

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