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供養とは
葬式用語集・豆知識
2021/06/08
供養とは、
仏教の発祥地である古代インドのサンスクリット語の「尊敬」を意味する「プージャー」という言葉が起源になっていると言われています。
また、元々のインド仏教における供養というのは、仏様や菩薩様に尊敬の念をもって供物を捧げる事ですが、一般的には死者の魂に供物を捧げることで冥福を祈ることを指します。
供物として知られているのは
・香華(こうげ):お香とお花
・燈明(とうみょう):灯火
・飲食(おんじき):飲み物、食べ物
等で、心から捧げることが大切とされています。
日本における仏教は、インドから中国を経て日本に伝来した際、日本古来の神道や祖先崇拝の習俗と融合し、日本独自の仏教と変化していきました。
様々な変化の中の一つが「供養」の意味合いです。
日本では死者の冥福を祈ることを「供養」と呼んでいますが、それ以外にも様々な供養が存在します
・仏や菩薩、諸天などの仏教の供養と、死者や祖先に対する供養の追善供養
・仏や人間だけでなく、ペットをはじめとする動物に対する供養
・針供養や、鏡供養、人形供養など、生活に密接した物や道具に対する供養
仏教徒の場合、故人の死後、節目で執り行われる法要も供養の一つの形です。
四十九日、一周忌、三回忌などが代表的な法要です。
お寺の本堂や自宅、葬儀社の葬儀会館で僧侶に読経供養を依頼することが多く、法要の後には食事を行う場合もあります。
供養の方法は多様化しており、手元供養と言って、遺骨の1部をペンダントなどにし、そばに置いておく供養の方法もあります。
供養はなぜ行うのか?
それは、亡くなった人に向き合うためです。
供養を行うことで故人を偲び、故人との心の繋がりを感じる事により、故人を失った悲しみを乗り越えると言われています。
また、供養を行うと「死」と向き合うこともできると考えられています。
そうして「死」と向かい合う事は自分自身が経験してきた今までの事、そしてこれからの事を改めて考える助けとなります。
それにより、人との縁を感じ、これまでとは違った時間の過ごし方が出来る様になると言われています。
さらに、供養の場を持つことで故人や先祖とのつながりが再確認できます。
故人や祖先とのつながりを再確認すると家族との絆も深まると考えられています。
家族の絆が深まる事は子供の心の教育にもつながり、家族や他人への思いやりの心も育まれます。
供養をした方が良いのはよくわかるけれど、実際に何かするとなるとなかなか出来ないと思われる方も多いでしょう。
供養という言葉を使うと難しく考えてしまうかもしれませんね。
私達が今を生きているのは、まぎれもなく私たちのご先祖様がいたからこそです。日常生活の中で「ご先祖様に対する感謝の気持ちを持つ」というだけでも立派な供養となります。
小山市ので家族葬・ご葬儀の事なら