おひとり様のお葬式

「おひとり様」という言葉が世間でしっかりと定着し、今の時代の一つの生き方として認知されてきました。
一見、自由気ままなに見えるおひとり様も、葬儀や葬儀後について不安に感じている方は多い様です。

葬儀の際、一般的には身内の方が喪主となり、葬儀の段取りや弔問客の対応等を行います。おひとり様の場合、そもそも喪主となる身内の方がいらっしゃらないケースがあります。
また、葬儀と火葬の後、遺骨を引取ったり、納骨したりという事も身内の方に行って頂くのが、おひとり様の場合、遺骨の引取手がいないというケースもあります。

では、そういった不安に対してはどう準備したらいいのか？
その解決策は、「死後事務委任契約」という契約です。
これは知人、友人との個人間でも契約することも出来ますし、司法書士や行政書士に依頼する事も可能です。
費用的には知人、友人との個人契約の方が安く済ませる事ができ、司法書士や行政書士に依頼すると費用はどうしても若干高額になります。
依頼可能な代表的な内容は下記の様なものになりますが、これら全てを依頼しなくても大丈夫です。あくまで必要なものを必要なだけという個別契約になります。
1. 役所への届出
2. 通夜、告別式、火葬についての葬儀社への依頼
3. 納骨、埋葬に関する手続き
4. 亡くなった際の家族、親族、友人への連絡
5. 各種清算、解約事務（医療費、施設利用料、家賃、公共料金等）
6. 家財、生活用品、住居の処分手続き
7. 相続財産管理人の選任申立てに関する事務
8. 永代供養に関する事務
私が亡くなった後の事を誰か世話してくれないかしら？と思っている方は検討してみてはいかがでしょうか。
葬儀社の立場からすると司法書士や行政書士に依頼いただいている方が安心感を感じます。


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