先祖から引き継いだお墓がなく、自分や親族が入る為に、新たにお墓を建てる場合、まず墓地（区画）を購入しなければなりません。
墓地と墓石を購入する事を総称して、一般的にお墓を買うと言いますが、購入といっても墓地に関しては、家やマンションの様な所有権を取得する事は出来ず、あくまで永代使用権を得るという事になります。
永代使用権とは、申込者が墓地の所有者との契約に基づき、申込人の親族、子孫が代々引き継ぎながら使用を認めてもらうという権利です。引継げる親族の範囲はそれぞれの墓地の規定によって異なります。
墓地の永代使用権を得るためには永代使用料（購入代金）を支払わなければなりませんが、購入後には別途定期的に管理料を支払う必要もあります。

また、墓地はお墓を建てること以外に使用する事は出来ず、永代使用権を他人に譲ったり、売ったりすることは出来ません。

墓地を取得した後は墓石の準備をします。
一般的な平均価格は70万円～200万円とも言われていますが、低価格のもので十数万円のものからあります。
公営墓地であればどこで墓石を準備しても問題ありませんが、私営墓地の場合は墓石を購入する石材店が決められている場合があります。その為、墓石を購入する石材店を予め決めている場合は、その石材店と相談してから墓地を準備するようにしましょう。

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