アフターコロナの葬儀③

それは、オンライン葬儀（Web葬儀）です。

遠隔地にいて葬儀に参列できない方の為のサービスとしてスタートしました。同時期にお坊さんのお経をオンライン中継配信するサービスなどもありました。しかしほとんど普及はしませんでした。

日本人にとって葬儀は昔からの古いしきたりの様な位置付けという認識が強く、参列する事に意味があると思っている人が大多数でした。なので、葬儀にオンライン上で参加するという事に違和感を覚えたり、オンライン配信されるお坊さんのお経に有難味を感じなかったりする人が圧倒的に多かったんです。

しかし、3密を避ける事を第一に考えなければならないコロナ禍により、私達日本人の意識も強制的に変化させられました。
これまでは葬儀に多くの人たちが集まる事を善としていましたが、現在はなるべく人を呼ばない葬儀が主流となっていています。
故人のご遺族にとっては、コロナ禍の最中に葬儀に来て頂くのは申し訳ないと思う気持ちがあり、「近親者のみでの家族葬にて執り行う為、会葬をお断りいたします。」という案内を出すケースが増えています。
そこで、本当は参列したかった、参列させてあげたかった方々が葬儀会場に行かなくても、故人を見送る事の出来るサービスとしてオンライン葬儀（Web葬儀）が注目されつつあります。

オンライン葬儀（Web葬儀）が小山市に浸透するまでにはまだまだ時間がかかると思われますが、今後の葬儀の在り方は大きく変わっていくでしょう。

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