ご葬儀お役立ちコラム

床取(とことり)さん

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小山市、下野市、野木町の一部の地域には、お葬式の際に床取(とことり)さんという風習が残っている地域があります。

今の様に葬儀社に葬儀の依頼をする様になる前は、組内と呼ばれる今の町内会の様なものがあり、その組内の人達の協力により葬儀を執り行っていました。その組内といわれる人たちの中で、床取さんと呼ばれる人の役割はとても大変な役割を担う存在でした。

かつて日本がまだ土葬の文化だった頃、床取さんは故人の為の墓穴を掘る手伝いというのがその役割でした。

現在の様に火葬する文化になってからは、柩の出棺を手伝うのがその役割となりました。
昨今では葬儀の大部分を葬儀社が行いますが、昔の風習が残っている地域では、床取さんは白い襷を肩から掛け、白い靴を履いて、出棺の際の手伝いをしてくれています。

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