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生前葬とは
葬式用語集・豆知識
2018/12/13
生前葬とは
生前葬とは
生前葬とは、本人が生きているうちに、本人自ら執り行う葬儀の事です。
生前葬は、一般的にはまだあまり知られていませんが、最近「生前葬」を行った著名人には次のような方々がいらっしゃいます。
・赤塚不二夫さん
・永六輔さん
・小椋佳さん
・カンニング竹山さん
・桑田佳祐さん
・SMAP
・テリー伊藤さん
・ビートたけしさん
生前葬のメリット
・自分自身で直接挨拶が出来る
これまでお世話になった方々を生前葬に招く事により、自分自身でその方々に直接感謝やお礼の言葉を伝える事が出来ます。
通常葬儀は急な日程で執り行われるため、遠方にいたり、体況等の理由で葬儀に参列したくても出来ないという事もあります。事前に日程の分かる生前葬であれば、都合もつけやすく参加しやすいでしょう。
・形式にこだわらず、自分の思い通りの葬儀をする事が出来る。
葬儀には宗教者による宗教儀式がつきものですので、どうしても形式的になる傾向にあります。
生前葬の場合、ほとんどは無宗教のスタイルで執り行われますので、自由度がかなり高くなります。音楽を演奏したり、歌を歌ったりする事も可能です。
・費用を安く抑えることが出来る
実際にお亡くなりになった場合と違い、ご遺体の搬送や安置といったことが必要ありませんし、そもそも葬儀社に依頼する必要もないので費用は安く抑えることが出来ます。
生前葬のデメリット
・結果的に費用が高くなる可能性がある
実際にお亡くなりになった場合には火葬をしなければなりません。
生前葬を執り行っていたとしても、滅後、葬儀や宗教者による葬送の儀を行わずに、ただ火葬だけするという事は考えづらいでしょう。
生前葬で多くの方にお礼を伝えたいという程の方であれば、いえ、そういう方だからこそ、ただ火葬しておしまいという送り方を周りがさせないでしょう。
そうなると、亡くなった後も葬儀を執り行うという事になる可能性があり、結果的に費用負担は増える可能性があります。
・進行の難しさ
生前葬は無宗教で執り行うケースが多く、形式的な事が何も無い為、自由度が高い反面、どのように進行させるのかがとても難しいという問題点があります。
生前葬は、著名人がこれまでの自分と決別し、新たな自分をスタートさせるといった意味を持たせたり、話題づくりとして執り行うにはいいでしょう。
しかし、一般個人が生前葬を執り行うようになるのはまだまだ先の話となるでしょう。
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