ご葬儀お役立ちコラム

お葬式のマナー・作法
御霊前と御仏前
2020/11/10

お葬式に参列する際、不祝儀袋の表書きに御霊前と御仏前のどちらが正しいのか、迷う事があるかと思います。
一般的に仏教形式のお葬式の場合、お通夜、葬儀・告別式には「御霊前」、四十九日法要からは「御仏前」となります。これは仏教において、故人がお亡くなりになった後に霊となり、その後、仏様となる為に49日間かけて修行の旅をするとされているからです。お亡くなりになってから49日間は霊、それ以後は仏様という事なんです。

しかし、仏教においても宗派によっては若干異なります。仏教の中でも浄土真宗では、お亡くなりになったら直ぐに阿弥陀様が極楽浄土へ導いてくれて、そのまま仏様になると考えられています。その為、浄土真宗では霊という状態が存在せず、すべて御仏前という考えになります。

とはいえ仏教式のお葬式の場合、宗派問わず「御霊前」としていても失礼にはあたらないとされています。
また、「御香典」でも問題ありません。

因みに、神式であれば「御玉串料」、キリスト式であれば「御花料」です。



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