ご葬儀お役立ちコラム

お葬式のマナー・作法
葬儀での喪主の挨拶、流れ・内容・マナーを参考に
2020/04/01

こんにちは。栃木県小山市の葬儀会社「小山あんしん葬祭」です。

葬儀の喪主を務めた場合、葬儀の中で挨拶が必要となる場面が何度かあります。

どんな時にどんな挨拶をするべきか、悩んでしまいますよね。



今回は葬儀での喪主の挨拶についてのお話です。

喪主挨拶をするタイミングや内容、喪主挨拶の際に気をつけたいマナーなどをご紹介します。

01.jpg



喪主の挨拶、葬儀でのタイミングは?



喪主は、遺族代表として葬儀の中のさまざまなタイミングで挨拶が必要となります。

葬儀の流れに沿って、挨拶が必要な場面をご紹介します。




僧侶に挨拶

僧侶が葬儀場に到着した際に、遺族代表として僧侶にご挨拶をします。



受付のお手伝いの方、参列者に挨拶

受付をお願いする方々への挨拶も忘れずに。

葬儀に参列するために訪れた方々へもご挨拶をします。

全員に挨拶をして回る必要はありませんが、目があった方にはその場で会釈など挨拶を返すようにしましょう。



●葬儀中の儀式の最後のタイミング



葬儀の中では焼香後に喪主の挨拶があり、参列へしてくれた方々へお礼の言葉を述べます。

具体的なタイミングについては葬儀の司会の方から「次は喪主の挨拶です」という指示があります。

●出棺時

葬儀後、火葬場まで移動のために棺を寝台車に納め、喪主の挨拶をしてから出棺します。

●火葬後の精進落とし(会食)

火葬後に行われる精進落とし(会食)の前後にも喪主の挨拶が行われます。


葬儀社によって省略されていたり、タイミングが違う場合もあるため、事前に聞いておきましょう。


葬儀での喪主の挨拶の内容例



喪主挨拶に含めたい内容は基本的に下記の5つです。

【1】故人との関係性

【2】参列者に対して弔問へのお礼

【3】故人が生前お世話になったことに対してのお礼

【4】故人の人柄がわかる生前のエピソード

【5】今後の力添えのお願い

タイミング別に挨拶の内容例をご紹介します。


【告別式・出棺時での挨拶例】



故人の長男の〇〇と申します。

遺族を代表いたしまして、ご参列の皆様に一言ご挨拶申し上げます。

本日はお忙しいところ、亡き〇〇のためにご会葬、ご焼香を賜り誠にありがとうございます。

生前は皆様にひとかたならぬご厚情を賜りましたこと、厚くお礼申し上げます。

本日は皆様に見送られ、○○も喜んでいると思います。

今後も故人の生前同様、皆様のお力添えをいただければ幸いに存じます。

本日は誠にありがとうございます。

【精進落としでの挨拶例】



・始まり

本日はご会葬誠にありがとうございます。

皆様のお力添えにより、無事に葬儀を終えることができましたこと、改めてお礼申し上げます。

ささやかではありますが会食の席を用意させていただきました。

短い時間ではありますが、ごゆっくりおくつろぎください。


・終わり

本日は亡き〇〇のためにありがとうございます。

お時間となりましたので本日はこれにてお開きとさせていただきたく存じます。

今後も家族で助け合って行きたいと思いますので、皆様からの変わらぬお力添えをいただけると幸いです。

本日は誠にありがとうございます。お気をつけてお帰りください。 




葬儀で喪主の挨拶をする際に気を付けること




02.jpg

葬儀での喪主挨拶で一番大切なことは、参列者へ感謝の気持をしっかりと伝えることです。

大切な方をなくしたショックの中で冷静に挨拶をするのはとても大変なことです。

そこは参列者の方がわかっていますので緊張しなくても大丈夫。

メモを用意するなど事前に準備をして、ゆっくりと自分のペースで、自分の言葉で挨拶をしましょう。

用意したメモに目を落としてばかりにならないよう、できる限り顔を上げて参列者の皆様の顔を見ながら挨拶をできると良いですね。

注意点としては、葬儀での挨拶では使ってはいけない「忌み言葉」があります。



不吉なことを連想される「4(死)」「9(苦)」「迷う」や、不幸が重なることを連想させる「またまた」「ますます」「重ね重ね」などの重ね言葉などは使わないように注意しましょう。



生死を指す直接的な言葉も避けるのベター。



死亡は「逝去」、生きている時は「生前」などに言い換えるようにしましょう。

また、喪主の挨拶は宗派や宗教によっても異なり、ご紹介した「忌み言葉」などのタブーな言葉は仏式葬儀の場合。

例えばキリスト教式なら死を否定的に捉えず「故人が神の元へと無事に向かうことができた」というような表現をするなど、死生観にも違いがあるため、事前に葬儀会社に相談してみることをおすすめします。


まとめ



・喪主は遺族代表として、葬儀のさまざまな場面で挨拶をするタイミングがあります。例えば僧侶や参列者をお迎えした際、告別式の最後や出棺時、火葬後の精進落としなどで挨拶が必要です。葬儀の中での具体的なタイミングは司会の方が声をかけてくれます。



・喪主の挨拶に含めたい内容は、【1】故人との関係性、【2】参列者に対して弔問へのお礼、【3】故人が生前お世話になったことに対してのお礼、【4】故人の人柄がわかる生前のエピソード、【5】今後の力添えのお願い の5つが基本です。故人の生前のエピソードなどを交えると故人の人柄がよく伝わります。



・葬儀での喪主挨拶で一番大切なことは、参列者への最大限の感謝の気持を伝えることです。ゆっくり丁寧に、自分の言葉で伝えるようにしましょう。不吉な言葉や重ね言葉などの忌み言葉も使わないように注意しましょう。喪主の挨拶は宗派や宗教によっても異なるため、事前に葬儀会社に相談してみることをおすすめします。

栃木県小山市の葬儀会社小山あんしん葬祭ではご家族様に寄り添い、心のこもった「あんしん品質」のお葬式をご案内しています。