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葬儀の席順はどう決める?ルールやマナーなど基本も
お葬式のマナー・作法
2019/07/01
こんにちは。栃木県小山市の葬儀会社「小山あんしん葬祭」です。
葬儀でたくさんの親族や参列者が集まった時に悩んでしまうことの一つが、葬儀会場での席順です。
実は葬儀の席順にはルールやマナーがあります。
今回は葬儀での席順のルールについてご紹介。
遺族・親族・一般会葬者それぞれの席順の決め方や、注意点、マナーなども合わせてご説明します。
葬儀の席順の決め方、まず喪主や親族は?
葬儀会場での席順は「故人との関係性や血縁関係が近いほど祭壇の近くに座る」というのが基本ルールです。
一般的な葬儀会場では会場の真ん中に通路があり、通路を挟んで席が左右に分かれています。
この時祭壇に向かって右側が親族席、左側が一般席となります。
祭壇に近い前列、通路側から順に上座となり、喪主とその家族が最上座、その後は故人の子供、孫、兄弟姉妹……と順に座ります。
故人の配偶者が喪主ではない場合は、配偶者が最上座となります。
【席順の例(上座から順に)】
故人の配偶者、故人の長男(喪主)・長男の妻、次男夫婦とその子供、配偶者の姉家族
基本的に家族はひとかたまりで座りますが、それにより故人の兄弟姉妹があまりにも下座になってしまう場合は、子や孫よりも故人の兄弟姉妹を優先する場合もあります。
親族以外の葬儀の席順は?
親族以外の一般参列者の席は通路の左側で、前列通路側から上座となります。
最上座には葬儀の世話役や葬儀委員長が座り、次席からは友人、知人、会社関係者……と、故人との関係性が深い方から順に座ります。
席順が明確に決まっているわけではないので、それぞれが遠慮して後列に座り、前列が空いてしまうということも多く見受けられます。
一般参列者同士はお互いの関係性がわからないのは当然なので、前列が空いてしまうよりは到着順に前から詰めて着席しても良いでしょう。
一般会葬者席が埋まっている場合は親族席の末席に座る場合もあります。
葬儀での席順、注意点やマナーも知ろう
葬儀での席順は、親族席も一般参列者席も基本的には故人との関係性が深かった順に座るのがルールです。
しかし、故人との関係性の近さが同程度であれば年配者に上座に座ってもらう、小さいお子さんや赤ちゃん連れの方はぐずった時などに離席しやすいよう末席に座るなど、状況に合わせて柔軟に配慮をすると良いですね。
また、地域の風習や家の習わしなどで席順が決まる場合もあるので注意が必要です。
【葬式の席順に関する風習の例】
・本家は上座に、分家は下座に座る
・家族ごとに座らずに血縁順に正確に座る
・女性や嫁は下座に座る
・結婚して姓が変わった娘は一般席に座る
など
地域や家の風習については、葬儀会社のスタッフや親族の年配者に確認するようにしましょう。
近年は家族葬や自由葬など、一般葬とは異なる形でのお葬式も増えています。
遺族や親族など身内を中心に行う小規模な葬式では、葬儀形式の自由度も高く、会場の中央に通路を設けない形の会場レイアウトも見られます。
家族葬や自由葬では席順には厳密な決まりはないものの、故人の配偶者や喪主は祭壇に一番近い前列中央、または前列の端から順に座ることが多いでしょう。
まとめ
・葬儀での席順は、故人の配偶者や喪主など故人との関係性・血縁関係が近い方から順に上座に座ります。通路を挟んで祭壇に向かって右側が親族席、最前列の通路側の席が最上座です。上座から、配偶者、喪主とその家族、故人の子、孫、兄弟姉妹といった順に家族単位で座ります。
・通路を挟み祭壇から向かって左側が一般参列者の席で、親族席と同様に前列通路側の席が最上座です。葬儀の世話役、葬儀委員長などが最上座に座り、その後は友人、知人、職場関係者……と故人との関係性が近い順に座ります。遠慮して後列に座る方が多いので、前列の席が空いてしまわないように注意しましょう。
・葬儀の席順は故人との関係性によって決まりますが、年配者に上座に、赤ちゃん連れの方は離席しやすい末席になど状況に合わせて配慮をしましょう。地域や家の風習などで席順の決まっている場合もあります。不明点がある場合は葬儀会社スタッフや親族の年配者に確認すると良いでしょう。
・家族葬や自由葬などでは会場レイアウトが一般葬と異なる場合があります。自由度の高い葬儀形式なので席順の決まりがあるわけではありませんが、祭壇や棺に近い席に配偶者や喪主が座ることが多いです。
栃木県小山市の葬儀会社「小山あんしん葬祭」ではご家族様に寄り添い、心のこもった「あんしん品質」のお葬式をご案内しています。
葬儀に関することなら何でも、お気軽にご相談ください。