ご葬儀お役立ちコラム

時事ネタ
アフターコロナのお葬式
2020/07/13

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コロナウイルスの影響により、様々な業界において、これまでのやり方を手放し、これからの新しいやり方に大きく舵をきって進み始めた会社は少なくありません。

葬儀業界においても大きな転換点を迎えています。

葬儀業界において平成の時代は、葬儀会館に多くの人に参列してもらうという葬儀が主流でした。
故人と何らかの縁があった方が誰でも参列できる葬儀、これが平成の主流であり、平成スタイルでした。
葬儀に参列した際に、喪主様の挨拶で「多くの方々に見送って頂く事が出来、故人も喜んでいる事と思います。」という言葉を聞くのが平成スタイル葬儀でのいつもの一コマでした。

もともと葬儀そのものについては、ご遺族が本心では親族のみでの小規模な葬儀を望んでいても、世間的な配慮で、葬儀(平成スタイル)をしない訳にはいかないと思われている節がありました。
また、菩提寺のご住職(お付き合いのあるお坊さん)から、ちゃんとした葬儀(平成スタイル)をあげないといけないと言われると、葬儀(平成スタイル)をあげざるを得ませんでした。

東日本大震災以後、通夜式を行わない一日葬、家族のみで執り行う家族葬、お寺のご住職による宗教儀式(お経を読んだり)を行わない火葬式など、平成スタイルよりも小規模な葬儀が増えてきてはいました。

その理由は、故人が仕事をリタイヤしてから長い年月が経っていて、また、昔ほどご近所とのお付き合いもさほどない為、葬儀の参列者が近親者のみなので。というようなものでした。

また、平成以前は葬儀にはお金がかかるものであり、致し方ない支出だという認識が強かったのですが、昨今なるべく葬儀にはお金をかけたくないという方々は多くなっています。

しかし、コロナウイルスの影響により葬儀業界も一変します。

「密」という状態を避ける事が身を守る為の大原則となった今日、葬儀式場に大人数の参列者が集まる事は非常識だと思われるようになり、平成スタイルでの葬儀を執り行うのは困難になってきました。

もちろん、やろうと思えばやれますし、葬儀が執り行われることを知った方からすると、葬儀に参列しないのは不義理な行為と思うのが日本人です。

なので、ご喪家としては、コロナウイルスを理由に、あえて参列をお断りする事が周りの方々への配慮だという考えが多くなってきました。

今後葬儀の形式はさらに小規模化が進み、また新しいスタイルの葬儀の在り方も生まれてくるかもしれません。

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